
撮鉄入門(18) 大雄山線甲種輸送
列 車 運 休 の お 知 ら せ
『2025年6月19日』伊豆箱根鉄道大雄山線では、車両の定期検査・整備に伴う車両輸送のため、下記の電車は運転休止となります。(以下略)
2年以上注目していると、車両輸送のパターンがだいたい読めるようになってきました。今回は検査入場(大場へ送り)で、8月下旬頃に戻ってくる予想。梅雨入りの時期なので天気が気になる。
- 2022/11/17 検査出場(大場から戻り) イエロー
- 2023/01/16 検査入場(大場へ送り) ミント
- 2023/03/30 検査出場(大場から戻り) ミント
- 2023/06/19 検査入場(大場へ送り) レトロツートン
- 2023/08/30 検査出場(大場から戻り) 天狗
- 2024/01/19 検査入場(大場へ送り) 標準青
- 2024/03/29 検査出場(大場から戻り) リンドウ
- 2024/06/10 検査入場(大場へ送り) 標準青
- 2024/08/23 検査出場(大場から戻り) みかん
- 2025/01/09 検査入場(大場へ送り)標準青
- 2025/03/28 検査出場(大場から戻り)はるめき桜
▪️撮影プランの検討
今回の撮影は、リファービッシュが完了した2005年購入のハイビジョンハンディーカム HDR-HC1で、絶滅危惧種のminiDVテープに録画しましょう。三脚を使用したいので、駅構内での撮影は断念。荷物が多いので近くに駐車スペースがある場所がいい。
▪️撮影場所の候補
- 駅での撮影の方が、停車〜発車による尺(撮影時間)も十分確保でき、ブレーキや加速時のモーター音も録音できる。
- コデ+検査車両は大雄山駅から小田原駅に向かって走行。相模沼田駅や五百羅漢駅で撮影する場合、線路の東側でないと交換列車に被ってしまう。
- ハンディーカム+三脚での撮影の場合、三脚を設置できるスペースと駐車スペースが欲しい。
小田原駅
緑町駅
- 駅近にパーキングがあるが、月極なのか時間貸しなのか、看板が2つあってよくわからない。紙製の注意書きを加えると、2対1で月極らしい。
- 三脚を立てられる場所は、このパーキング内しかなさそう。
- 大雄山方向は新幹線ガードとカーブ、小田原方向は樹木で見通しがあまり効かない。
井細田駅
五百羅漢駅
- 駐車スペースは五百羅漢 玉宝寺の参拝者向けのみで、付近にコインパーキングはなし。
- 駅西側(五百羅漢側)は三脚を立てることはできるが、交換電車の陰になる。(この場所は、大雄山駅への戻り輸送時のベストポジション)
- 県道74号線側の駅東側のスペースは交換電車の陰にならないが、福祉関係の事業所の専用駐車場で立ち入り困難で見通しも悪い。
穴部駅
- 駅周辺には駐車スペースも三脚を立てる場所もなし。
- 大雄山方向に100mほどの移動した場所は、以前より候補に挙がっている撮影ポイント。付近に交通の妨げにならない駐車可能なスペースがあるが、道路なのか私有地なのか微妙な場所であり、駐車スペースとして適切とは言えない。
- 通過する電車の撮影なので、尺が確保できず。
飯田岡駅
相模沼田駅
自動車での移動は困難、自転車で機材を運べる?
井細田から相模沼田までの県道74号線沿いに、なぜかコインパーキングは一つも見つからない。自転車で機材運搬する場合、「忍者の刀または対戦車ロケット砲」のように三脚を斜めに背負うことはできるが、そうするとカメラを入れたデイバッグを背負えない。大きめのウエストバッグがあるのでカメラは入りそうだが、背中とお腹に荷物があるので自転車移動が大変そう。一度全部の荷物を身につけて様子をみよう。
電車での移動はどう?
徒歩またはバスで小田原駅まで行き、そこから電車移動するのはどうだろう?撮影場所を飯田岡とJR早川駅に仮設定し、タイムラインを組んでみる。
- 【撮影チーム”ひとり”】
大雄山線で移動 小田原 9:45〜飯田岡 9:55、(準備 19分) - 【コデ+検査車両】
飯田岡 10:14を狩川土手道から撮影 - 【撮影チーム”ひとり”】
(撤収 15分)、飯田岡 10:29〜小田原 10:41
(乗換24分 訂正、おトイレ休憩/駅構内での三脚使用は不可なので、カメラ手持ちで駅構内での撮影)
JR東海道線で移動 小田原 11:05〜早川 11:07、(準備約30分)(訂正) - 【JR貨物+検査車両】
早川駅通過予想時刻 11:37(訂正)
(重要)駅構内での三脚使用は不可、以前の調査で、駅近での撮影ポイントは450mほど離れた早川橋梁に限られそう。
全行程で駅近で三脚を使用できそうなのは飯田岡の狩川土手道のみなので、電車移動するメリットはあまりなさそう。三脚使用を諦め手持ち撮影に切り替えれば、全て駅構内の屋根下での撮影が可能なので「雨天決行」できるメリットも。
天気予報を確認

当日まで4日、天気予報を確認してみました。6/14-15の週末は雨の予報ですが、それ以降は暫く晴れが続きそう。最高気温が30℃を超えるので、カメラと人の熱対策はしっかりしましょう。
▪️撮影プラン1(ボツ)
撮影機材
ハイビジョンハンディーカム HDR-HC1にビデオ用三脚とします。
移動
駐車スペースが確保困難なため、機動力とどこでも駐輪できる自転車とします。
撮影場所とタイムライン
- 10:15 穴部駅北で小田原への検査車両の輸送(三脚利用)
(撤収10分、移動4km/20分) - 10:45〜11:00 小田原駅付近で検査車両引渡し状況(手持ち)
(移動2.2km/10分、設営10分) - 11:37 早川橋梁でJR貨物による検査車両の輸送(三脚利用)
早川駅付近のロケハン
駅の周りを一回りしてみました。線路が一段高い堤の上にあるので、撮影できる場所が限られます。
前回は真冬で草が枯れていたので、土手を線路近くまで入っていけましたが、今は雑草が生い茂っておりヘビや蚊の危険が!
1箇所だけ雑草が少ない場所があるので、歩道橋での撮影が不可能な場合はこちらで撮影。(サンダル厳禁、虫除けと靴下を忘れないように、できればヘビ避けも撒きたい)
▪️撮影プラン2
撮影機材
ハイビジョンハンディーカム HDR-HC1に、持ち運びしやすい一脚とします。
- 撮影前にカメラの手ぶれ防止機能ONを確認(三脚使用時はOFFなので、以前の設定が残っている可能性あり)
- 三脚を背負って自転車移動できることは確認できたので、三脚は今後活用したい
移動
当日、30℃以上の暑さになりそうなので、電車での移動とします。また午後からバイトが入ってしまったので、12時過ぎに帰宅できるプランとします。
撮影場所とタイムライン
10:20 | 五百羅漢駅構内で、小田原駅に向かう車両を撮影 |
10:35〜10:41 | 小田原駅へ電車移動、可能なら車窓風景を撮影 |
10:41〜11:30 | 小田原駅構内/構外で撮影、休憩 |
11:30〜11:36 | 五百羅漢駅へ電車移動、可能なら車窓風景を撮影 |
11:51 | 五百羅漢駅西側で、大雄山駅に戻る車両を撮影 |
▪️撮鉄結果報告
今回は標準の青色電車の検査送りでした。何色になって戻ってくるのでしょうか?
事前のテストでテープ1本(60分)を連続録画可能のはずが、スタンバイを含めて30分程度/テープ録画時間で15分ほどで「バッテリー低下表示→バッテリー交換指示→電源OFF」になってしまいました。やはり購入から20年のバッテリーはダメのようなので、帰宅後にAmazonで互換バッテリーを手配しました。(バッテリーに関する詳細はこちら)
中盤以降はiPhoneSE3での動画撮影に切り替えたので、ネタ的に20年前のHDVカムと最近のスマホの画質比較もできます。
2025-06-19に行われた大雄山線の大場車庫向けの甲種輸送
五百羅漢駅と小田原駅で撮影
前半は2005年に購入したSonyハイビジョンハンディーカム HDR-HC1、後半はiPhoneSE3で撮影
20年前のHDVカムと現代のスマホ、ほぼ同じ画質で動画撮影できるは、どちらがすごい?
【補足説明】
車両に関して全く知識がないので、ネットで調べてみました。
・大雄山線コデ165 :大雄山線の工事専用車、1928年(昭和3年)製造のもう直ぐ100歳、元大雄山線の営業車両だったらしい
・JR貨物EF65 :1965年 (昭和40年)開発の直流用電気機関車
・JR貨物コキ :コンテナ用貨車、渡り線区間は架線がなくその間の控車(スペーサー)に使用