モノは大切に! SONYハンディーカム HDR-FX1

モノは大切に! SONYハンディーカム HDR-FX1

ソニーマーケティング株式会社は、民生用として初めて1080i方式での高精細な撮影を可能とし、ハイビジョン映像の高画質と臨場感がご家庭で気軽に楽しめるデジタルHDビデオカメラレコーダー『HDR-FX1』を発売します。本機は、高精細なハイビジョン映像を既存のDVカセットに記録できる新しい映像記録フォーマット「HDV規格」のうち、1080i方式を採用したビデオカメラレコーダーです。
(Sony 2004年 9月 7日プレスリリースより)

バッテリーパックなどの付属品を含めると、当時の実売価格は30万円をはるかに越えていましたので、Kanatecに買えるはずもなく。。。で、翌年2005年にHDV入門機的なHDR-HC1が出たのでこれを購入。(Ref. モノは大切に! SONYハンディーカム HDR-HC1

▪️発売後20年以上経過した今なら買えるかも?

Yahooショッピングを見ていると数万円代前半で多く出品されていますが、商品写真がカタログ写真の転用だったり商品説明もカタログの仕様転記で、実際の状態がわからないものが多いです。もちろん「ノークレーム・ノーリターン、神経質な方はお断り」と責任放棄を宣言し、盗品かもしれない○フオクや○ルカリなどは全く論外。

やはり安心なのは、カメラのキタムラとかハードオフのような商品の状態説明や保証の有無が明示された専門店で、商品ランクや現品写真を見ることで、過去の購入経験より現品確認なしに中古品を購入することができます。(カメラのキタムラの場合、店頭受け取りにすることで、送料節約の上、現品確認後に購入判断できます。ただし購入しない場合は送料負担が必要。)

▪️ハードオフ通販 (OFFモール)にて発見!

商品ランクB(日常使用の中古、傷汚少)で3ヶ月保証つき、¥27,500(税込、送料¥800別途)を発見!PCやスマホ系でいつもお世話になっているじゃんぱら、カメラ関係でお世話になっているキタムラ同様、ランクBなら実用上問題なしなのは経験済み。他にもっと安い商品もありましたが、訳ありジャンク扱いなので現物確認なしに購入するのは無理。

注文の3日後に到着

▪️到着後のクイックチェック結果

外観ハンドル上部のネジの塗装の剥がれ
フォーカスリングのゴムに劣化と汚れ(ベタベタ加水分解は無し)
これ以外、擦り傷もなく20年前の製品とは思えないくらい状態OK
光学系目視でレンズやビューファインダーはOK
付属品バッテリーと充電器(兼)ACアダプタが付属
充電器(兼)ACアダプタをカメラに繋ぐ電源ケーブルがない
HDR-HC1のACアダプタが利用できることを事前に確認済みなのでOK
再生過去に録画したDV形式のビデオの再生もOKそう
録画HDV形式で録画し、再生もOKそう
ズーム、フォーカスOKそう
バッテリー純正品が添付、一応充電できた
バッテリーインフォ画面上もOKそうだが・・・(※1)
内蔵電池ACアダプタを外すと、すぐに時計がリセットされる(※2)
24時間ほどACアダプタを繋いでみるがダメで、NG確定
HDR-HC1も同じ状態、ただし充電したバッテリーを接続していればOK

電池類は保証対象外、20年以上前?の電池類は潔く諦めよう!

※1:互換品バッテリーを発注&交換

前回HDR-HC1の時もバッテリーインフォ上はOK、1時間以上の連続録画テストもOKだったバッテリーが、実際の撮影時に30分程度しか持たなかった。現場での電池切れは避けたいので、互換品を1個調達。

古いバッテリーの完全充電状態

古いバッテリーの完全充電状態は、液晶パネル使用時で370分と表示される。

これに対し互換品の新しいバッテリーの完全充電状態は、液晶パネル使用時で720分でほぼ2倍。このまま一旦バッテリーを空になるまで使用し、再度完全充電してチェック完了とする。

※2:時計や設定保持用の内蔵電池を発注&交換

底面のアクセスパネルを開けると、内蔵電池にアクセス可能

ネットでの事前調査で、ハンダ付け作業が必要だが内蔵電池の交換が可能であることを確認済み。ここまでするならなぜソケットにしない?
(HDR-HC1は筐体をバラさないと電池にアクセスできない。この辺が価格または筐体サイズによる設計の差?それともSony Timer?)

取り外した内蔵電池
端子がスポット溶接されていて型番が読みにくいが、ネット情報と照合しSANYO ML1220(二次電池)と判断(スペルミスはご容赦を)
同じ端子形状のものが見つからないので、リードタイプに変更
内部電池交換後の様子
ハンダゴテで筐体のプラを溶かしてしまった!

Amazonを含め通販では同じ端子形状のものが見つからず、融通の効きそうなリードタイプに変更。ところが電池スペースが予想以上に狭く、リード線の余長を必要最短にカットし、綺麗にスペース内に納めないと蓋が閉まらない。(写真の状態だとリードが長すぎ、蓋を閉じるのが大変だった)
若干(相当?)のトラブルがあったが内部電池の交換完了。絶対にソケット式にすべき!!内部電池を24時間充電後、全ての電源を外してみて、時計設定が飛ばないことを確認。(概ねOK

微かな期待の下、付属バッテリーの状態を確認

完全充電したバッテリーを使用し、カラーバーを録画してみました。この結果はHDR-HC1の時と酷似してます。

  • 充電は問題なく完了
  • テープ1本目(60分)の録画は問題なく終了、テープ2本目の45分くらいで突然カメラの電源OFF
  • バッテリーインフォ画面では50%程度残って見えるので、再度カラーバーの録画を開始
  • 数分でバッテリー低下のアラートが出てカメラの電源OFF、バッテリーインフォは25%程度まで一気に低下

このタイプのバッテリー特性で、充電時や使用時の初期特性は正常に見えるが、残容量が減ってくると一気に出力が落ちてカメラの電源OFFとなる感じ。メインバッテリーには使えないが、予備として現場に持ち出すには使えそう。

できるだけバッテリーの状態を回復させるため、「完全充電→空になるまで使用→完全充電」を数回繰り返してみましたが、結果は1回目とあまり変わらず改善の余地はないみたい。(勉強済みで想定の範囲内)

ウィンドスクリーン調達

カメラ本体にステレオマイクが付いていて、電子的な風切り音除去機能がありますが、屋外での利用がほとんどなので、やはりウィンドウスクリーンが欲しい。とはいえ20年前のビデオカメラ用が売っているはずもなく。円筒状のマイクなら汎用品が使えますが、マイクの形状が小判形でちょっと特殊。

ネットを眺めていたら、TASCAMのICレコーダー本体がちょうど大きさ的にいい感じ。さらにビックカメラでは送料無料で嘘のような69%引き。(モフモフの外形寸法を仕様表に書かれても困るので、適合する機器側の形状寸法により適否判断)

奇跡のシンデレラフィット!

注)メーカ直販サイトも¥1,760なので、どうも二重価格表示のよう。

(動作確認がつづく)

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