撮鉄入門(30) ご近所の境界駅

ご近所にJR東日本とJR東海の境界駅=国府津駅があります。

国府津駅は魔界との境界駅でもあり、大地の裂け目(=国府津断層)に沿って進んだ3つ先「足柄平野のきさらぎ駅=相模金子駅」は魔界。夜遅くに酔って寝込んでしまい、慌てて相模金子駅で降りて途方に暮れている時にスマホのバッテリーがピンチになってしまったら。。。

深夜の相模金子駅(イメージ図)
昼間の相模金子駅(2006年撮影)

魔界からこちらの世界に戻るには

  • 23:00の国府津行きに乗り、東海道線に乗り換える
  • 23:23の山北行きに乗り、松田で降りて新松田から小田急線に乗り換える

と、結構遅い時間まで電車はあるので、パニックになって「小田原まで歩って帰ろう!」なんて考えないこと。

注)最近は残念なことに、駅が改修され、周辺に新しい住宅や公園も建ち、魔界感がだいぶ薄れています。

SuicaとTOICAの境界駅について

さて、本題です。国府津駅のほか熱海駅もJR東日本とJR東海の境界駅で、それぞれSuicaとTOICAエリアの境界となっています。

IC乗車券でのエリア跨ぎはできない

Ref. JR東日本Web
(※3:IC定期券では一部SuicaエリアとTOICAエリアにまたがる区間を発売)
  • 理由:ICカードのタッチの瞬間にエリア跨ぎの複雑な料金計算が間に合わない
  • 対策:乗車時に目的地までの紙の切符を購入

IC定期券ならエリア跨ぎできる(ただし、定期券区間内の利用に限る)

Ref. JR東日本Web

国府津〜熱海間の乗車はどうなる?

普通の人は東海道線の熱海行きで、30〜32分/528円で移動します。この場合、全行程ともJR東日本エリアでエリア跨ぎはせず、IC乗車券の利用が可能です。

では、御殿場線を利用し沼津経由で大回りするとどうなるんだろう?この場合も、全行程ともJR東海エリアでエリア跨ぎはせず、IC乗車券の利用が可能。

国府津駅の運賃表

  • 熱海までの料金は、紙切符運賃で530円(=ICの場合528円)
  • 沼津までは東海道線の三島経由で運賃計算、御殿場線の大岡までは下曽我経由で運賃計算

これは運賃が安いルート(=営業距離が短いルート)で計算していると思われる。謎なのは、大岡〜裾野全て990円で同じ点。大岡〜裾野の距離は7.1kmで200円。(小田原〜国府津は6.2kmで210円)

これは、運賃が安いルート(=営業距離が短いルート)で計算すると大岡と裾野ともに990円なので、その間の長泉なめり/下土狩駅も同じ運賃せざるを得ないということ?でも、「御殿場線の大岡までは下曽我経由で運賃計算」と書いてある。謎だ。

では、国府津〜熱海を御殿場線を利用し沼津経由で大回りしても運賃530円でいい?

「大回り乗車」は適用されない

乗り鉄さんの「大回り乗車」は大都市近郊区間内のみを利用する場合の特例であり、御殿場線や東海道線の沼津〜熱海間は含まれない。

タッチする端末で料金が違う?

以下は国府津駅の改札の様子。

乗車側のゲートは1種類
下車側に黄色いTOICA用端末

入場する際は同じゲート(端末)、出場時に東海道線と御殿場線でICをタッチする端末を使い分ける。

乗降客の多い熱海駅は、簡易型の黄色い簡易型のTOICA端末ではなく、TOICAエリア専用のゲートがあるようです。

熱海駅で出場するゲートを間違えると不正乗車?

入場(乗車)時の国府津のゲートは1種類しかない。ICで乗車し国府津〜熱海を御殿場線を利用し沼津経由で大回りし、熱海駅にてJR東日本のゲートより運賃528円で出てしまうと不正乗車になる?

でも、国府津から紙の切符を530円で購入した場合、熱海駅のTOICAゲートはIC専用なので使えず、JR東日本側のゲートから出るしかない。

JR東海のWebサイトを調べてみる

Ref. JR東海のWeb

この例は「三島→下曽我を御殿場経由で乗車」ですが、より低廉となる国府津・熱海経由で計算した運賃の860円がICから減額されるとあるので、国府津〜熱海を御殿場線を利用し沼津経由で大回りしても、特例で国府津・小田原・熱海経由で計算した運賃になると思われる。

机上の空論は一旦ここまで。

(一旦おわり)

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