夏休みの自由研究(2) 今年の夏は涼しい?

米海洋大気局(NOAA)は、今秋から冬にかけて、世界各地に異常気象を引き起こす非常に強い「スーパーエルニーニョ現象」が発生する確率が90%を超える」との予測を発表したそうです。
さらに、ワシントンポストは科学者の分析として、「2026年は史上最も暑い年になると予想しているが、エルニーニョ現象と気候変動の組み合わせにより2027年はそれを上回る記録的な高温になる可能性が非常に高い」と報じています。(Ref. テレ朝NEWS

エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象です。(Ref. 気象庁Web

日本に限定すると、エルニーニョが発生する年は、夏に気温が低く(冷夏)なりやすい傾向があるそうです。ここ数年ずっと猛暑だったので、冷夏になってちょうどいいくらいかも?

そういえば、今年の夏は一昨年や去年と比較し、涼しく感じませんか?単に加齢により感覚が鈍っているだけ?科学とデータに基づくKanatecとして、小田原の気温を確認してみましょう。

▪️Tenki.jp (8/16発表)による10日間天気より

◆小田原市

8/25〜26に最高気温が上昇傾向だが、概ね最高気温31〜32℃/最低気温22〜24℃と普通の夏。

7月後半の猛暑で体が暑さに慣れているので、一昨年〜昨年と比較し楽に感じる。

◆(比較用)東京都千代田区

都会の蓄熱効果のためか、最低気温がわずか高いが、さほど小田原との差はない。

ただし周りはビルと車だけで山も海も見えないため、視覚的に熱く感じる気がする。

◆(比較用)千葉県勝浦市

「低い海水温の影響で涼しい」と評判の勝浦。小田原と比較し最高気温が1℃程度低め、最低気温が1度程度高め。

これだけ見ると、小田原と大差ないような感じ。

◆(比較用)神奈川県真鶴町

海に突き出した幅600〜700m程の真鶴。勝浦同様に「海水温の影響で涼しい」とTV番組で紹介していたが、実際に小田原と比較し最高気温が1℃程度低めで、勝浦と同じくらい。

最新の国勢調査にて「人口減少率11.2%、世帯数減少率5.2%と、県内ワースト」の真鶴町としては、移住者を増やしたいところ。

▪️気象庁|過去の気象データ検索より

今から55年ほど前にこんなデータが手に入れば、夏休みの日記帳なんて最終日にまとめて書くことができた。

小田原の最高気温(2020|2024|2026)
小田原の最低気温(2020|2024|2026)

最高気温
体感通り、7月後半は2024年猛暑と同じレベル。8月に入ってから明らかに最高気温は下がっており、2020年と同じレベルで推移。

最低気温
7月後半は25℃を下回らない熱帯夜が続いたが、8月に入ってからは25℃以下まで下がっており、2020年と同じレベルかそれ以下の日もある。

▪️まとめ

今年の夏は普通の夏の様子。ずっとこのままなら、わざわざお金と手間をかけ勝浦や真鶴に移住しなくてもいい感じ。さて、来年はどうなるか?

◆補足

Screenshot

このところ猛暑ではない(注:涼しくはない)のは、太平洋高気圧が平年より北に上がっているためらしい。

高気圧の周りには時計回りの風が吹いており、台風15号が東から西に逆行したり、8/13に発生した千葉県の豪雨災害も、太平洋高気圧の位置が影響したらしい。

この太平洋高気圧は、8月下旬にかけて南の定位置に戻る予想で残暑は厳しそう。

(おわり)

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