普段から持ち歩き、頻繁にカバンから出し入れするスマホ。そこに金融機関やマイナカードを使った個人認証用のアプリがインストールされている。生体認証とかSMS/メールで2段階認証を使っていて一見安全そうだが、もしオヤジ狩りにあってスマホを奪われ、さらに顔や指を勝手に使われたら・・・マイナカードも保険証として頻繁に持ち歩いているので、セットで強奪されたらもう大変!
ということで、出先で使うことのない金融機関やマイナカードを使った個人認証用のアプリはスマホから削除したい。ほとんどの作業はPCとWebでできそうだが、いろんなアプリがインストールされ、常時ネット接続&起動しているPCも安全とは言い難い。
目標:普段使用していないiPadがあるので、これに金融機関やマイナカードを使った個人認証用のアプリを集約し専用端末にしたい。こうすれば;
- 家の外に持ち出すことはないので、紛失や強奪のリスクが低い
- 使用していない時は電源がOFFでネットから切断、使用する金融機関やマイナカードを使った個人認証用のアプリ以外はAppleの(削除できない)iPadOS純正アプリのみなので、セキュリティーは高い
- 老眼のため大画面のiPadの方が画面が見やすく、キー入力もミスが少なそう
問題:iPadにはNFC(Near Field Communication=近距離無線通信)機能はないので、マイナカードなどの身分証が読み込めないこと。
本日のお題:iPadでマイナカードを読みたい
WindowsやMac用のNFCリーダなら色々ある。定番製品と言えるのは;
- Sony PaSoRi RC-S300
Amazon価格で3千円前半〜6千円後半、なぜ価格が2倍以上違うものがあるのか謎
対応OSはWindowsとMacOS、iPadOSは非対応 - IODATA USB-NFC4AS
Amazon価格で4千円台
対応OSはWindowsとMacOS、iPadOSは非対応
接続端子がUSB-Aなのと、iPadOS用のドライバやアプリがないので、iPadでの使用はできないらしい。
iPad対応の場合は;
- アイオーデータ Bluetooth接続対応 BLE-NFC
Amazon価格で1万2千円台
対応OSはWindowsとMacOS(MacはUSB接続のみ)、iPadOSはBluetooth接続で対応
年に数回しか使用しないのでこんな高額は出せないし、リチウム内蔵バッテリーの寿命も気になる。
結論1:iPadでマイナカードを読むことは可能だが、対応デバイスが相当高価!
ダメ元で実験してみる
NFCリーダは以下の条件で選定。
- iPadのLightning端子からの電源供給に不安があるので、電波式非接触ではなく消費電力の少なそうな接触式
- ダメな時の被害が少ないよう、なるべく安いもの(ただしきちんとしたメーカー品)
- nifty 5%割引や手持ちのポイントが活用できるノジマで購入したい
以上の条件より、1,950円のエレコム製の接触式NFCカードリーダ MR-ICD102BKを、割引+ポイント利用で千円弱で購入。なお、このデバイスはUSB-A接続なので、これをLightningコネクタに変換するアダプタをAmazonで千円弱で購入。
以上実験用機材費合計で2千円弱。もしダメな場合、NFCカードリーダはMacで使用できるし、コネクタ変換アダプタはiPadにキーボードなどのUSB機器を繋ぐのに使用できるのでリスクヘッジ可能。
実験その1:普通にそのまま繋いでみる→失敗

金融機関アプリの本人確認を、マイナカードで進めていく。
カードの読み込みの段階で、「利用できない端末/NFCが存在しない端末では利用できません」というエラーがでる。
事前調査でダメなことを実験で確認した。(残念!)
念のため軽くトラブルシューティングを実施。
- エレコム製の接触式NFCカードリーダ MR-ICD102BKをMacに接続したところ、Safari拡張機能の設定変更が必要だが、正常にマイナカードの読み込みができた
- USB-A/Lightning変換アダプタにマウスやACアダプタをつないだところ、iPad上でマウスカーソルが動き充電もできた
このような状況なので、実験機材(NFCカードリーダとUSB-A/Lightning変換アダプタ)は正常と判断。よって、このエレコム製の接触式NFCカードリーダ MR-ICD102BKはiPadOSには非対応で決定。
検討その2:Sony PaSoRi RC-S300+専用アプリで行けそう?
Amazonで3千円台で入手可能なSony PaSoRi RC-S300と、Sony製の「NFCポートソフトウェア(無償?)」を組み合わせると、iPadでNFC機能が実現できそう。ただし問題は、①M1以降のApple Silicon搭載iPad限定であることや、②上手く動くかは金融機関やマイナカードを使った個人認証用のアプリの対応次第らしい。
これはそもそも金銭的に不可能。
調査その2:ハードオフに行ってみよう
アイオーデータ Bluetooth接続対応 BLE-NFC(Amazon価格=1万2千円台)の中古品が安く売ってないか見てくる。
調査結果:NFCカードリーダ自体取り扱いなし。ついでにヤマダ電機も見てきたが、USB接続でWin/Mac対応は5種類くらい扱っているが、Bluetooth接続タイプは取り扱いなし。
無理っぽいので諦めてまとめ
Win/Mac PCにNFCカードリーダをUSB接続し大きな画面とキーボードで作業するか、スマホ単体の小さな画面と入力しずらいタッチキーでお金を掛けずに済ませるかが世の中の標準の様子。Android TabならNFC対応の機種は複数あるのに。。。
注)セキュリティ向上の観点でいうと、正体不明の中華Android Tabで金融情報や個人情報を扱うのは本末転倒
今の所、マイナカードによる個人認証をスキップしても必要機能は使えそうなので、紛失や強奪リスクの高いスマホでのアプリの利用は止め、このまま様子を見る。
(おわり)